インタビュー：高原先生（医療法人泉整形外科病院）✖木村（質問者）

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はじめに

仙台市医師会が運営する「仙台　医療のおしごと」＝看護師の求人情報サイトをスタートしました。

「仙台　医療のおしごと」では仙台市医師会員施設のインタビュー記事を定期的に掲載します。

今回は、医療法人泉整形外科病院　高原政利先生にお話をお聞きしました。

医療法人泉整形外科病院は、仙台市泉区上谷刈にあります。

木村：高原先生　本日はよろしくお願いいたします。

高原先生：仙台市医師会の皆様「仙台　医療のおしごと」の開設おめでとうございます。

あわせてインタビューの機会を頂きありがとうございます。

では、よろしくお願いします。

木村：はい。はじめに、医療法人泉整形外科病院様の理念と歴史をお聞かせ下さいませんか？

泉整形外科病院の理念と歴史

泉整形外科病院の理念「知識」「匠」「思いやり」

高原先生：はい、医療法人泉整形外科病院の理念をお話しします。

『医療法人 泉整形外科病院は、幅広い最新の知識と匠の技術を持って医療を行います。

常に患者さまの立場に立って考え、思いやりの心を持って患者さまと接します。

「知識」：人間性豊かな幅広い知識…先人の努力によって培われた、最新の知識を得られるように 勉強し、医療を行うように努めます。

「匠」：確かな技術…長年の勉強と経験で得られた精魂込めた匠の技を持って医療を行います。

「思いやり」：心に感じる温かさ、優しさのある心配りの行動 …常に相手の立場に立って物事を考え、思いやりの心を持って医療を行います。』

となっております。

泉整形外科病院の歴史について

次に医療法人泉整形外科病院の歴史をお話しします。

医療法人泉整形外科病院は、理事長の根本忠信が設立しました。

１９９０年（平成2） 泉整形外科医院（19 床）で開設しました。

１９９２年（平成4）に腰椎椎間板ヘルニアの手術をスタートしました。

１９９５年（平成7） 54 床へ増床し、泉整形外科病院となりました。

 後に訪問リハビリテーション開始

２００２年（平成14） 特別養護老人ホーム泉寿荘（100 床）開所しました。

ケアハウス ドルフィン、デイケア ラビットも併設しています。

２００４年（平成16） 介護老人保健施設コスモス（100 床）開所しました。

デイサービス あやめ、居宅支援事業所併設しています。

また同時にグループホーム 蘭（定員 27 名）も開所しました。

２００９年（平成21）日本手の外科学会認定の「手の外科専門医制度関連研修施設」に認定されました。

同年（平成21）大崎西整形外科を開設しました。

２０１６年（平成28）高原が根本理事長の後を受け、院長に就任しました。

２０１９年（令和1） オルトスポーツクラブ開業（一般向及び介護予防サービス提供）しました。

地域の皆さんのニーズに対応して、事業を拡大してまいりました。

あわせて泉整形外科病院グループとして運営に取り組み始めました。

泉整形外科病院グループの目的は、

「地域のみなさんが人生の最後まで健康で人間らしい生活が出来るお手伝いをすること」です。

泉整形外科病院の事業領域について

「泉整形外科病院グループ」は、３つの事業領域で運営しています。

１つ目は、医療事業：泉整形外科病院、大崎西整形外科

２つ目は、介護と在宅支援事業：泉整形外科病院の訪問リハビリテーション、特別養護老人ホーム泉寿荘（100 床）、介護老人保健施設コスモス（100 床）

３つ目は、健康増進[介護予防]事業はオルトスポーツクラブ　となっています。

理事長の根本忠信は、事業拡大もしながら、「脊椎脊髄専門医」個人として、脊椎症例 2,000 件を超える実績を持っています。

木村：根本理事長は、「脊椎脊髄専門医」並びに医療経営者として本当に素晴らしい実績をお持ちですね。

理念「知識」「匠」「思いやり」を実践していらっしゃいます。

泉整形外科病院の医療の特徴

「第２次救急医療機関」と脊椎外来・手肘外来（スポーツ外来）

木村：「泉整形外科病院グループ」の中核をなす「泉整形外科病院」様の医療の特徴を教えて下さい。

高原先生：はい、「泉整形外科病院」の特徴をお話しします。

「第２次救急医療機関」として救急患者さまの受入を行っている点と脊椎外来・手肘外来（スポーツ外来）が大きな特徴です。

その他に上肢・下肢の専門医も在籍しています。

非常勤医（肩・膝専門医）も定期的に外来診療や手術に従事しています。

麻酔科常勤医２名も在籍しており、手術も最短当日対応可能な体制があります。

また内科医も非常勤ではありますが、外来及び入院にて診療に従事しています。

３６４日外来診療実施（元旦のみ休診）している救急指定病院です。

新型コロナ感染症についても「発熱外来」を設置し、自治体の要請に対応しています。

主な届出としては

• 急性期一般入院基本料２（10：1）
• 急性期看護補助体制加算
• 医師事務作業補助体制加算　など

主な設備と検査装置としては

手術部：

• 手術用ナビゲーションシステム

検査科：

• 生化学分析装置
• 血ガス
• 電解質分析装置
• 心エコー
• 超音波検査機器
• ＰＣＲ測定装置　　など

放射線科：

• ＭＲＩ（1.5 テスラＭＲＩ装置）１台
• ＣＴ（64 列マルチスライスＣＴ装置）１台
• 一般Ｘ線撮影装置２台
• 骨密度測定装置１台 など　です。

優秀な医師による手術とそれを支えるオペ看護師

木村：ありがとうございます。具体的な手術について教えて頂けますか？

高原先生：はい、専門的になりますが、手術についてお話しします。

脊椎外科手術の実績

• 頸椎症性脊髄症
• 頸椎症性神経根症
• 後縦靭帯骨化症（OPLL）
• 腰椎椎間板ヘルニア
• 腰椎脊柱管狭窄症
• 腰椎辷り症
• 骨粗鬆症性脊椎椎体圧迫骨折後偽関節　など

手肘手術の実績

• 手根管症候群（しゅこんかんしょうこうぐん）
• ドケルバン病（狭窄性腱鞘炎）　　　
• ばね指（跳弾指）
• へバーデン結節
• 肘部管症候群
• 舟状骨骨折（しゅじょうこつ）
• 屈筋腱損傷（新鮮例）　　　　　　
• 切断指再接着
• 母指CM関節症
• デュピュイトラン拘縮
• 野球肘

となっています。

手、肘、スポーツに関する患者さんは、宮城県内はもとより、東北各地、東京関東圏からも来院されます。

手術後に県大会や全国大会（インターハイ、甲子園大会、国体など）に出場するスポーツ選手もいます。

医師はもちろん、オペ看護師も手、肘、スポーツについては、優秀なスタッフを擁しています。

肩・膝・股関節の手術実績

• 肩腱板断裂
• 反復性肩関節脱臼
• 変形性膝関節症（人工関節置換術）
• 膝十字靱帯断裂
• 膝半月板損傷
• 変形性股関節症（人工関節置換術）
• 大腿骨頚部骨折

その他、外傷など整形外科分野全体について治療や手術を行っています。

木村：凄いですね！素晴らしい医師陣と優秀なオペ看護師、看護体制の上で成り立っているのですね。

泉整形外科病院グループが求める看護師

木村：医療法人泉整形外科病院様が求める看護師についてお聞かせ下さいませんか？

高原先生：はい、泉整形外科病院が求める看護師は３点あります。

１点目は、看護職が好きで前向きな人。優しさがある人。

２点目は、常に疑問を持って看護に取り組む姿勢がある人。

３点目は、指示を理解して実践できる人です。

泉整形外科病院の採用までのプロセス

木村：医療法人泉整形外科病院様グループの採用までのプロセスについてお聞かせ下さいませんか？

高原先生：はい、泉整形外科病院の看護師採用プロセスについてお話しします。

• 就職希望を病院就職担当へ連絡してください。※電話・HPは最後に掲載しています。
• 病院見学、説明をお聞き頂きます。日程は、別途調整します。
• 良く理解して頂いたのち、就職を希望する場合は、面接となります。この間、履歴書や職務経歴書、看護師資格の写し等提出頂きます。
• 健康診断の提出もあります。

泉整形外科病院の看護師の福利厚生等

木村：医療法人泉整形外科病院様の看護師の福利厚生等についてお聞かせ下さいませんか？

高原先生：はい、看護師の福利厚生についてお話しします。

年間休日120日です。カレンダー通りの休日数です。

休みの希望は各自に出してもらいます。

有給休暇の取得率は６０％程度です。

残業は、病棟で５時間から１５時間/月です。

患者様の状態、手術件数や急患・救急車の受入れ等により月によって忙しさは違います。

また、個人による違いも多少あります。

尚、職員用の独身寮を完備しています。

泉整形外科病院の教育体制

教育体制も充実しています。

例えば、プリセプター制度を導入しています。

本人と指導者が話し合いを行って翌月の目標を決めていきます。

個性をいかして長所を伸ばしていく指導方法です。

病院全体として、チームで育てる雰囲気があると思います。

新人・中途採用者には、先輩看護師が、一から丁寧に説明をします。

時には、医師も個別に勉強会を実施することもあります。

外来においては、技術や接遇について鍛えられる機会が多いと思います。

専門的な知識の習得については、患者さんへの説明、Ｘ－Ｐによって疾患内容や治療方法の理解が深まると考えています。

泉整形外科病院の看護師の一日の流れ

木村：医療法人泉整形外科病院様の看護師の一日の流れについてお聞かせ下さいませんか？

高原先生：当病棟では「受け持ち」制となっています。

「受け持ち」とは、看護師が特定の患者を受け持ち、その日の看護ケアを行う方法です。

　８：３０　受け持ちの患者情報等を収集します。情報をもとに患者ケアに入ります。

　　　　　　手術室準備　１件目入室　８：４０または９：００

　９：００　点滴　抗生剤開始（指示確認）三点確認実施

１０：００　検温（バイタルチェック、症状観察）

　　　　　　リーダーへ状態報告

　　　　　　随時電子カルテ入力

１１：００　受け持ちの内服薬確認

１１：３０　随時　排泄介助

　　　　　　食事介助者のセッティング

　　　　　　―交代で昼食休憩―１１：３０～１時間交代

１２：００　食事介助　与薬

１２：３０　食事量チェック　内服確認、与薬箱の回収

１３：００　医師処置　回診介助（時間未定）

１４：００　回診指示実施

１５：００　検温（要再検）抗生剤の開始（三点確認）

　　　　　　随時　排泄介助

１６：００　随時電子カルテ、看護必要度入力　リーダーへの状況報告

１７：００　食事介助者セッティング

１７：２５　夜勤者へ申送り

１７：３０　日勤終了

関心をお持ちの方は、以下よりお申し込みください。

応募資格

看護師または准看護師の資格をお持ちの方

応募方法

お電話等でお問合せ下さい。

お問い合わせ

医療法人泉整形外科病院

〒981-3121　
宮城県仙台市泉区上谷刈字丸山6番1号

TEL(022)373-7377　　　FAX(022)374-2481

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